夏草や兵どもが夢の跡

【意味】奥州藤原氏や義経主従の功名も、今は一炊の夢と消え、夏草が茫々と繁っている。

この句が詠まれた章≫ 平泉

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文句無しで、カッコいい句です!
『奥の細道』の発句(俳句)の中で、最高峰じゃないでしょうか。

もう出だしの「夏草や」だけでぼくは泣けてきます。

何百回朗読したか、わかりません。
実際に夏草の生い茂る、山奥とか、神社とか、墓場とかで、
繰り返し、繰り返し、読んできました。

外で朗読するのは気持ちがいいですよ。
特にこういう雄大な句こそ、外で読むべきです!
部屋ん中で読むようなイジケた内容じゃないです!

ザザザーと、木々の梢が風にゆれて、
その、木々の湿気がムワッと、
鬱蒼と茂る夏木立のかんじ。

そういう場所で、読むんです。
実に、気持ちいいです。
(猫とかカラスとか、聞きにきます)

この句が詠まれた章≫ 平泉

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朗読・訳・解説:左大臣光永