月日は百代の過客にして…

こんにちは。左大臣光永です。

日に日に春が近づく昨今、いかがお過ごしでしょうか?

私は実家の熊本で、連日、温泉に入ってます。
来週末には静岡で新選組について講演するので、
資料の整理をしています。

さて本日は商品のご案内です。

『おくのほそ道」現代語訳つき朗読、および
松尾芭蕉 紀行文集

再発売します(CD-ROM版)。

▼音声が再生されます▼

月日は百代の過客にして、行かふ年も又旅人也。舟の上に生涯をうかべ、馬の口とらえて老をむかふる物は、日々旅にして旅を栖とす。古人も多く旅に死せるあり。

元禄ニ年、四十六歳の松尾芭蕉は門人河合曾良と共に『奥の細道』の旅へ出発しました。深川の庵を出発し奥羽、北陸を経て美濃の大垣まで全行程約600里(2400キロメートル)、日数約150日間にわたる壮大な旅です。

それは西行、能因といった「古人」の魂に触れる旅であり、ロマン溢れる歌枕の地を訪ねる旅でした。

≫今すぐ申し込む

弥生も末の七日、明ぼのゝ空朧々として、月は有明にて光おさまれる物から、冨士の峰幽にみえて、上野・谷中の花の梢、又いつかはと心ぼそし。むつましきかぎりは宵よりつどひて、舟に乗て送る。千じゅと伝所にて船をあがれば、前途三千里の思ひ胸にふさがりて、幻のちまたに離別の泪をそゝぐ。

行春や鳥啼魚の目は泪

是を矢立の初として、行道なをすゝまず。人々は途中に立ならびて、後かげのみゆる迄はと、見送るなるべし。

…春に思い出したい文章として、これ以上のものはないです。

季節は晩春。芭蕉は隅田川に船をうかべ、はるか陸奥へと旅立っていく…見送る門人たち。旅の高揚感と、別れの切なさ。

鳥も魚も、涙を浮かべているようだと。

しみじみ伝わってくるじゃないですか。

行く春。

晩春の情緒を歌い上げて、これほどの名文はないと思います。

春という季節は、人生における青春が重なるせいでしょうか…

行く春=晩春には、何となく切ない、後ろ髪をひかれるような、名残惜しいかんじが、漂います。

『伊勢物語』にも、桜の花盛りに、在原業平が、主君の惟喬(これたか)親王とともに数人で、大坂の水無瀬の離宮に行って、歌を詠んだり、酒を呑んだり、春の遊びに興じた昔のさまが、みやびやかに、つづられています。

むかし、惟喬の親王と申すみこおはしましけり。山崎のあなたに、水無瀬といふ所に、宮ありけり。年ごとの桜の花ざかりには、その宮へなむおはしましける。その時、右の馬の頭なりける人を、常に率ておはしましけり。時世経て久しくなりにければ、その人の名を忘れにけり。狩はねむごろにもせで、酒をのみ飲みつつ、やまと歌にかかれりけり。いま狩する交野の渚の家、その院の桜、ことにおもしろし。その木のもとにおりゐて、枝を折りて、かざしにさして、かみ、なか、しも、みな歌よみけり。馬の頭なりける人のよめる。

世の中にたえてさくらのなかりせば春の心はのどけからまし

となむよみたりける。また人の歌、

散ればこそいとど桜はめでたけれ憂き世になにか久しかるべき

『伊勢物語』八十ニ段

こうした、行く春=晩春という季節についての特別な思い入れ。

古くから数々の歌や古典作品に詠まれてきた晩春の情緒をふまえて、『おくほそ道』は書かれているんです。

だから『おくのほそ道』は単なる一時代の一作品ということを超えて、松尾芭蕉というフィルターを通して、古代から中世に至る歌や文学の流れが流れ込んでいる、

だからこそ心打たれ、共感をさそわれるわけです。

歌枕を訪ねて

『おくのほそ道』の旅は、歌枕の地を訪ねる旅でした。

歌枕とは古くから歌に読み習わされた、特別な場所のことです。

たとえば福井県のかへる山は、「帰る」ということから、都に帰る、ふるさとに帰るという内容をこめて古くから歌に詠まれました。

紫式部は、父が越前守として越前に赴任した時、はやく都に帰りたいというホームシックな気持ちを、

ふるさとに かえるの山の それならば 心やゆくと 雪も見てまし

(帰る山というだけあって、都に帰る山だとしたら心もすすみ、雪を見たいという気にもなるのだけれど。でも実際はまだ都に帰れるわけではないので気がすすまない)

大伴家持が越中(富山県)に赴任していた時、

弟の書持(ふみもち)が奈良の都で亡くなりました。遠い越中の空の下、家持は弟の死の知らせを受けたのです。そこで、

かからむと かねて知りせば 越の海の
荒磯の波も 見せましものを

大伴家持

…こんなことになるとわかっていれば、北陸の荒波が磯に打ち付ける波も、見せてやればよかったのに。

大伴家持がこう詠んでからというもの、「荒磯海」ははげしく胸のうちをかきむしられる、切なさ侘しさをともなって記憶されるようになりました。

そして歌枕がとても多いのがみちのく=東北の地です。

芭蕉は古くからのみちのくの歌枕、多くの歌人たちが歌に詠んだ地を、実際に自分の足で、目で、確かめに行ったのです。

そこであるいは感激して、

自分も句を詠んだり、詠まなかったり、

あるいは現地の人との交わりがあったり、

トラブルがあったり…

たとえば福島の白河の関では、

能因法師が、

都をば霞とともに発ちしかど
秋風ぞ吹く白河の関

と詠んだ、それを踏まえて、源頼政が、

都には青葉とともに見しかども
紅葉ちりしく白河の関

と詠んだ、

そうした、古くから歌に詠まれた白河の関、

イメージ世界の白河の関にあこがれて、芭蕉は実際に足を運んで、

秋風を耳に残し、紅葉を俤にして、青葉の梢猶あはれ也。卯の花の白妙に、茨の花の咲そひて、雪にもこゆる心地ぞする。

と詩情豊かに白河の関を歌い上げています。

平泉では、奥州藤原氏三代の栄光と、源義経主従が藤原泰衡に滅ぼされたことを踏まえて、

夏草や兵(つわもの)どもが夢の跡

と詠むのです。

福井では、『源氏物語』若紫のくだりを踏まえて、芭蕉が古くからの友人・等栽を訪ねていく場面に、光源氏が幼い紫の上を目に止める場面を重ね合わせます。

市中ひそかに引入(ひきいり)て、あやしの小家(こいえ)に、夕貌(ゆうがお)・へちまのはえかゝりて、鶏頭・はゝ木ヾ(ははきぎ)に戸ぼそをかくす。

すべての場所を解説

このように、芭蕉はけして芭蕉一人のセンスで『おくのほそ道』書いたのではなく、古人の詠んだ膨大な歌や文章をふまえて、それら豊かな果実を刈り取り果汁をしぼって、書いたんです。

なので、芭蕉が訪ねた歌枕の地では、どんな歌が詠まれたのか?

どんな言い伝えがあるのか?

歴史があるのか?

ということを知っておくと、いっそう『おくほそ道』は味わい深くなります。

そこで、

ぜんぶ、解説を作りました。

芭蕉がたずねた、すべての場所。

千住、草加、日光にはじまり、松島、平泉、象潟、最上川、北陸道を経て、美濃の大垣に至るまで。

芭蕉が訪ねた、ひとつひとつの場所について、

どういう言い伝えがあるのか?

昔から、どんな歌に詠まれてきたのか?

すべて解説した、メール講座を作成しました。

朗読音声と並行して、この解説を聴いていただくことで、

なるほど、芭蕉はここに感動したのか。

ここにこそ、涙を流したのだなということが

身にしみてわかってくるという仕組みでございます。

『おくのほそ道』現代語訳つき朗読
メール講座「よくわかる『おくのほそ道』」つきで再発売です。

『おくのほそ道』 内容一覧

序章
千住
草加
室の八島
仏五左衛門
日光
黒髪山
那須
黒羽
雲巌寺
殺生石・遊行柳
白河の関
須賀川
あさか山
しのぶの里
佐藤庄司が旧跡
飯塚
笠島
武隈の松
宮城野
壷の碑
末の松山・塩竃の浦
塩竈の明神
松島
松島の夜
瑞巖寺
石の巻
平泉
尿前の関
尾花沢
立石寺
大石田
最上川
羽黒山
月山・湯殿山
酒田
象潟
越後路
市振
那古の浦
金沢
太田神社
那谷寺
山中
曾良との別離
全昌寺
汐越の松
天竜寺・永平寺
等栽
敦賀
種の浜
大垣

収録時間
原文 78分
現代語訳 103分


価格:3200円(税込)






もしくはメルマガに直接返信してください。件名はそのままで、お名前とご住所を書いて直接返信してください。折り返し、お支払方法をお送りします。

≫『おくのほそ道』+『松尾芭蕉の紀行文』セットで申し込む(6000円)

松尾芭蕉 紀行文集

そしてもう一本の『松尾芭蕉 紀行文集』は、

『おくのほそ道』以前の作品、

『野ざらし紀行』
『鹿島紀行』
『笈の小文』
『更科紀行』

『おくのほそ道』以後の作品、

『幻住庵の記』
『嵯峨日記』

以上の6本の紀行文…旅の記録ですね。

それぞれ原文と現代語訳で朗読し、解説を加えています。

これらの作品も『おくのほそ道』に負けず劣らず、格調高い、名文揃いです。

ぜひ原文で、そして解説を踏まえて味わってみてください。

特に私が好きなのは、小夜の中山を越えるくだりです。

二十日余の月、かすかに見えて、山の根際いとくらきに、馬上に鞭をたれて、数理いまだ鶏鳴ならず。杜牧が早行の残夢、小夜の中山に至りて忽驚く。

馬に寝て残夢月遠し茶の煙

芭蕉が東海道の難所・小夜の中山で詠んだ句です。馬に乗って、難所である小夜の中山を越えていたんです。そのうちにうっとりうっとり、馬の上で眠ってしまう。その夢がまだ続いてるような、まだ覚めやらない感じの中、はっと気づくと、遠くに有明の月が山の端に隠れようとしている。

家々からは朝の茶を焚く烟が立ち上っていた…「馬に寝て残夢月遠し茶の煙」いい雰囲気ですね!昔の旅人の気持ちが、こういう句を読むと、伝わってくる感じがします。

貞享4年(1687年)(『おくのほそ道』の旅の2年前)、芭蕉は深川を出発し、伊良湖崎、伊勢、故郷の伊賀上野を経て大和、吉野、須磨、明石へと旅をします。

『笈の小文』はこの旅のことを書いた紀行文です。

冒頭の文章は、芭蕉が自分自身について語っていて興味深いです。

かれ狂句を好むこと久し。終に生涯のはかりごとゝなす。ある時は倦で放擲せん事をおもひ、ある時はすゝむで人にかたむ事をほこり、是非胸中にたゝかふて、是が為に身安からず。しばらく身を立む事をねがへども、これが為にさへられ、暫ク学で愚を暁ン事をおもへども、是が為に破られ、つゐに無能無芸にして唯此一筋に繋る。西行の和歌における、宗祇の連歌における、雪舟の絵における、利休が茶における、其貫道する物は一なり。

かの男は、俳諧を好んで久しい。しまいには生涯取り組むこととなった。ある時は飽きて投げ出そうと思い、ある時は進んで人に勝って誇ろうとし、どちらとも気持ちを決めかねて、このため心が休まることがない。一度は立身出世を願ったこともあったが、この俳諧というもののために遮られ、または学問をして自分の愚かさを悟ろうともしたが、俳諧のために破られ、ついに無能無芸のまま、ただこの一筋をつらぬくことなった。西行の和歌における、宗祇の連歌における、雪舟の絵における、利休が茶における、その道をつらぬく物は一つである。

名句ぞろいです。

蛸壺や 短き夢を 夏の月

芭蕉が明石の海で詠んだ句です。磯の所には蛸壺があって、中にたくさん蛸たちが眠っている。蛸たちは明日も知れない命なんですよ。明日はもう調理されて、お皿の上に並べられているかもしれないじゃないですか。しかし、そんなことは露知らず、蛸たちはのうのうと一夜のはかない夢を結んでいる…

しかし我々人間とて、その蛸たちと同じように、はかないものではないか?

蛸という題材で、人の命のはかなさ、空しさを詠んでいます。いい雰囲気じゃないですか。

嵐山 藪の茂りや 風の筋

京都・嵯峨野で詠まれた句です。

嵯峨野嵐山には、美しい竹林がありますから、そこにひゅーーと風が吹いてきて、さわさわ…竹の葉がからみあって、ざわつく。それが、風の道筋。筋が出来ているようだと。

本来風の通り道はハッキリ目には見えないものですが、竹の葉がゆれることによって、風の筋が、ハッキリと、視覚的に、見えるという句です。「風の筋」という言葉が、イメージも響きも気持ちよく、印象に残る句です。

このように名句ぞろいであり、句を単体で切り出しても完成度が高く、また全体のストーリーの中に置かれているのを詠むのもまた、味わいがあります。

松尾芭蕉 紀行文集 収録内容

『野ざらし紀行』
江戸・箱根
富士川
大井川・小夜の中山
伊勢神宮・西行谷
伊賀上野
竹の内・二上山
吉野
不破の関・大垣
桑名・熱田・名護屋
伊賀上野ふたたび
奈良・京・伏見・大津・辛崎・水口
熱田
甲斐山中・江戸

『鹿島詣』
旅立ち 行徳
八幡 鎌ヶ谷 筑波山
布佐 鹿島 根本寺
旅の句集

『笈の小文』
序章
旅立ち
道の日記、鳴海、吉田、保美
伊良古崎、熱田
旧里
新大仏寺、伊勢
万菊丸
道中
吉野、高野・和歌
旅の賦
大和路
須磨・明石夜泊
須磨

『更級紀行』

『幻住庵記』

『嵯峨日記』
落柿舎
小督塚
凡兆・羽紅夫婦泊まる
終日ねむり臥す
門人たちの消息
作句
史邦、丈艸、乙州来る
五吟連句
夢に杜国を見る
奥州高館の詩
曾良来る

解説ふくむ収録時間:4.2時間
朗読のみの収録時間:72分

というわけで、

『おくほそ道』現代語訳つき朗読

および

『松尾芭蕉 紀行文集』

再発売します。

語り 左大臣光永

左大臣プロジェクト運営委員会代表。日本でただ一人、古典・歴史の「語り」を個人で専業事業として行っている。メールマガジン「左大臣の古典・歴史の名場面」は読者数18000人。楽しく躍動感あふれる語りで好評をはくす。平成23年パナソニック映像(株)の社内セミナーで「おくのほそ道」の講演。東京都教育委員会の学習コンテンツシステムにて『平家物語』、『論語』、漢詩の朗読を担当。平成24年4月から9月までTAMA市民大学TCCで「はじめての『平家物語』」講演。以後、「百人一首の歌人たち」「松尾芭蕉とその時代」「語り継ぐ日本神話」「飛鳥・奈良の歴史を歩く」「鎌倉と源氏三代の栄光」講演。マリエッタ(株)スマートフォン用アプリ「華麗なる百人一首」で朗詠音声担当。三省堂(株)学校教科書の副読本付属CDで古典や漢詩の朗読担当。平成25年、広島県海の見える杜美術館にて菅原道真のナレーション担当。平成26年4月、舞台劇『東方麗人抄』脚本・朗詠担当。9月、滋賀県大津市「第10回木曽義仲・巴ら全国連携大津大会」で木曽義仲の講演。平成27年3月長野県玉泉寺で川中島合戦の講演

好きな言葉
「人の意見は聞くな」
「大衆は常に間違っている」

嫌いな言葉
「チームワーク」



いただいたお便りから

芭蕉が何を体験し、何に感動したか、自分なりに想像してみました。

左大臣光永 様

「おくのほそ道」CD、無事 届きました。有り難うございます。今年、平泉、尿前の関、山刀伐峠、尾花沢、立石寺、象潟と旅をしてきました。そこで芭蕉が体験し、なにに感動したであろうことがらを、自分なりに想像してみました。

音読だけでは、それらのイメージの限界を感じます。左大臣光永様の素晴らしいお声で朗読を聴くことによって、さらに深化し、豊かになると思います。

目を閉じて朗読を傾聴していると芭蕉の世界へと、穏やかに誘う感じがする。ちょうど名曲鑑賞と同じ様な心地よさもあります。ありがとうございます。

「奥の細道」ダイジェストの旅を楽しませていただいています。

光永さま

「殺生石」「遊行柳」ご配信受け取りました。

ご配信により「奥の細道」をダイジェストでたどる旅を楽しませていただいております。

土日はジムで体を動かす以外はカズオ・イシグロの最新作「忘れられた巨人」を読み返すことと、左大臣版 百人一首を楽しみます。

ありがとう存じます。

脱線が楽しいです!

光永さま

昨日「雲巌寺」メール受領いたしました。仏頂ずらのお話と雲巌寺が重なり、イメージがFIXされました。

光永さまの話は脱線するところが楽しく、深い考えるとそれは本筋と思えることが多いです。

奥深く、復習させて頂きました。

ありがとう存じます。

『おくのほそ道』『伊勢物語』どちらも内容がつまっており…

左大臣光永様

このたび、「おくのほそ道」に続き
「伊勢物語」CD-ROMも購入した者です。

どちらも、内容が密に詰まっており、
朗読・解説ともに、
張りのある滑舌の極めてよいお声で、
とても聞きやすくひきこまれていきます。
本当にお得な買い物をしたと喜び、
この両古典をしっかり学ぼうと
決意を新たにしたところです。

子ども心に帰ったような楽しい気持ちになります。

左大臣様

いつも左大臣様の朗読のメールを、とても楽しみにしております。

日本語は下手ですが、

左大臣さまの力強い声でいろんな朗読やお話に耳を澄ましていると

子ども心に帰ったような楽しい気持ちになります。そして、元気な気持ちで生活できます。

左大臣さまの健康とともにずっと朗読のメールをいただきたいとわがままなお願いもしてみます。

今回、CD-ROM版「現代語訳つき朗読 『おくのほそ道』」案内のメールを

いただきありがとうございました。

こちらは韓国です。 手間をお掛けして申し訳ありませんが

CD-ROMを送っていただくこともできますでしょうか。

カードでお支払いしようとしたら日本国内向けだったですね。海外の項目もあったらいいですね。

なにか方法がございましたら、どうぞよろしくおねがいいたします。

ぜひ(どんなことがあっても)今回の講座に参加できるようにおねがいします!

初心に戻り勉強させていただきます。

左大臣 殿

奥の細道の第一回の講義 ありがとうございます。1999年に関西より東京に転勤で引っ越してきた頃、「奥の細道」に熱中していたことを思い出します。通り一辺の知識しかないので、今回 初心に戻り勉強させていただきます。
第2回以降楽しみにしております。

7月31日の伊勢物語のご講義について今日事務局に確認いたしました。仕事を回避出来たら行かせていただきます。

何回も聞きたいと思います。

左大臣光永さま

今日、 ついにCD-ROMが届きました。

本当に有難うございました。

明日、郵便局へいきまして

郵便代(900円)とCD代(3、500円)を

送りたいと思います。

早速、CD聞いてみました。

これから何回も聞きたいと思います。

50回までの俳句の旅と思うだけでドキドキします。

嬉しいメールをいただきありがとうございます。

第一回目の講座、左大臣光永様の気合が伝わります。

松尾芭蕉のゆく道のりを左大臣光永様のお話とご一緒する願いが

かないまして、とても感謝の気持ちでいっぱいです。

50回までの俳句の旅と思うだけでドキドキします。

これからもどうぞよろしくおねがいします。

人工喉頭で発生練習中です。その教材として思いついたのが…

CD、ありがとうございます。
私は、3月に喉頭癌で声帯の摘出手術を受け、
発声機能を失いました。

現在、電気式人工喉頭(声帯)で、発声練習中です。
その教材として、なにか手頃なものはないかと思いついたのが
高校時代に習った「奥の細道」でした。

そこでインターネットを探しているうちに、見つけたのが
左大臣様のCDです。格調高い朗読、気に入ってます。

人工喉頭では、ロボットのような声にしかなりませんが・・・

歴史の地を実際にこの脚で確かめてみるのは感動深いものがあります。

左大臣光永隆様

奥の細道のCD届きました。
私は数年前、旧東海道を日本橋から歩き始め、豊橋まで行きました。歴史の地を実際にこの脚で確かめてみるのは感動深いものがあります。

残念ながら、体調不良のため、京まで完歩することは出来ませんでしたが。東京に行ったときに、ジョギングで深川の芭蕉庵のあったところと千住大橋にも行ったことがあります。

数日前、テレビで奥の細道の行程をたどる番組を見て私も歩けなくても列車やバスで奥の細道の名所をたどってみたいと思いました。それにはまず奥の細道のルートをはっきり知らなくてはなりません。文章で読むより耳で聞く方がいい、と思ったので貴殿のCDを申し込みました。文章の方は今日これから本屋に買いに行くつもりです。

音声ファイルで送っていただいた分をiPadに入れて、松島まで聴きました。声が力強くて、言葉がはっきりしていてとても聞きやすく、読むよりはるかに楽です。全部聴くのを楽しみにしています。

ところで「左大臣」とは何のことですか。

とりあえず、CD到着の報告まで。

芭蕉と蝉吟の友情の深さ。それ故の哀しさ。

左大臣光永様

今晩は音声「松尾芭蕉の生涯」ありがとうございました。お話の中で特に芭蕉の笈の小文の「さまざまの事おもひ出す桜哉」はおっしゃる通り、

芭蕉が若き日に仕えた蝉吟との懐かしい想い出を心に秘めてうたった句だそうですが、小生もこの単純な表現の中になんとも言えない芭蕉のありし日の二人の間の友情の絆の深さがあったが故の哀しさが詠まれているような気がいたします。感激いたしました。ありがとうございました。 

今後ともどうぞご指導よろしくお願いいたします。 

日光から那須塩原、那須黒羽、殺生石、遊行柳、白河の関跡…

左大臣 光永隆様

お早うございます。昨日CD確かに受領いたしました。小生は若い頃より芭蕉に興味を持ちました。それは高校時代に国語の教科書で奥の細道を習い、あの調子の良い文章に魅せられたからです。以来暇をみては奥の細道を辿っております。

先日も日光から那須塩原、那須黒羽、殺生石、遊行柳、白河の関跡などを自動車で回ってまいりました。そのような折インターネットで朗読CDがあることを見つけ是非耳から奥の細道を聴いてみたいと思い購入した次第です。

今後もどうぞよろしくお願いします。   

耳で聞き、声を出しながら、芭蕉の世界を楽しんでいきます。

「おくの細道」の現代語訳つきCDをお送りいただき、ありがとうございました。早速聞かせてきただきました。

CD購入の理由については次の通りです。絵本の読みかせの練習がある、NHK文化センターの朗読レッスンの講座に申込みをしましたところ、副読本として「おくの細道」を読み続けるということでした。

アクセントの勉強などをしたこともなく、まして古文なので、音声を通して文章にふれたいと思い、購入させていただきました。

耳で聞き、声を出しながら、芭蕉の世界を楽しんでいきたいと思います。
購入して本当によかったです。ありがとうございました。

一人旅を愛する私は…

左大臣様

もう17年も前になりますが、一人旅を愛する私は、会社をやめ、小さな車で放浪の旅に出ました。行き先を決めていない私がとりあえず足を向けたのは東北でした。

写真を撮りながら旅をする自分と重なる部分があって、松尾芭蕉という人物に興味を持ち、すこし調べたりしました。

それで、そのうち「奥の細道」の本自体を読もうと思っていました。 が、再びサラリーマンとなって多忙な日々を送っていると、時間と気持ちに余裕がなくなって、好奇心だけを放置していました。

先日、また気まぐれに、インターネットで「奥の細道」というキーワードで適当に閲覧していたとき、左大臣様のページに行き着きました。

人が美しく読んでくれるのを聴くくらいなら、時間がなくても、気持ちが疲れていてもできるかな・・・と思いダウンロードしました。

とりあえず、今ホットな平泉の章を聴きました。いきなり、イントロも聴かずにサビの部分から入って申し訳ないのですが、やはりこの句は、グッとくるものがあります。これから、気の赴くままに聴き進めさせていただきます。

高校生の頃、「奥の細道」を学び…

左大臣さまこの度は貴重な資料・御朗読をダウンロードさせて戴きましてありがとうございました。

高校生の頃、「奥の細道」を学び、10年ほど前には、友人のヨットで日本海を小倉から北上し、太平洋を南下して大阪にかえってまいりましたが、あの美しい、また人情に厚い東北が、津波と放射能で無残な状況になってしまったことを、さぞ芭蕉翁は嘆かれているのではないかと思います。

一日も早く、あの「東北」が人も自然も旧に戻ってくれることを願うものです。
この度は、本当に有難う御座いました。

耳で聞き、声を出しながら、芭蕉の世界を楽しんでいきます。

「おくの細道」の現代語訳つきCDをお送りいただき、ありがとうございました。早速聞かせてきただきました。

CD購入の理由については次の通りです。絵本の読みかせの練習がある、NHK文化センターの朗読レッスンの講座に申込みをしましたところ、副読本として「おくの細道」を読み続けるということでした。

アクセントの勉強などをしたこともなく、まして古文なので、音声を通して文章にふれたいと思い、購入させていただきました。

耳で聞き、声を出しながら、芭蕉の世界を楽しんでいきたいと思います。
購入して本当によかったです。ありがとうございました。

やっぱり芭蕉はいいわ!

中学生の頃、奥の細道を暗唱する宿題がでました。
・・・大昔のことです。

友人との雑談がきっかけですが、また
「奥の細道」を思い出してしまったため
検索いたしました。

そして左大臣さまに出会い
ノスタルジックな気分でダウンロードいたしました。

やっぱり
芭蕉はいいわ!

ほんとうに ほんとうに
ありがとうございました!

Pさま

ベトナム語俳句グループで、日本の俳句を勉強しています。

左大臣様!初めまして、わたしは ベトナム人でLTと申します。

ベトナム日本友好会のハノイ越日文化クラブの
ベトナム語俳句グループのメンバーです。

実は最近 日本の俳句について勉強することに
興味を持っています。

もちろん俳句は 日本文化の特徴を持つ詩なので
私たちベトナムの人にとっては大変難しいことですが
日本の古典の俳人、例えば芭蕉、蕪村、一茶と子規などの
俳句以外近代と現代の俳人の俳句も勉強してみたいです。

特に当方のグループには日本語ができるメンバーが少ないので
勉強、検討して皆さんへ紹介したい気持ちです。

日本の古典の俳人たちの俳句は特に難しいでしょう。
昔の言葉が多いですから。

今回突然 「奥の細道」の現代語をインターネットで見られて
大変うれしくなりました。

これからゆっくりと読みますが 大変ありがとうございます。

敬具

(ベトナム LTさま)

古文などもう読めないと思っていたのですが…

左大臣様
暑中お見舞い申し上げます。

「奥の細道」の朗読ファイルをダウンロードさせていただき、
誠にありがとうございました。

メールを差し上げてよいものか悩んだのですが、
私も九州長崎福江出身であり、
昭和51年から4年間池袋駅周辺で飲み歩きましたので、
(西口の養老の滝、東口の東京サントリーなど)
何かの縁を感じましたので御礼をとお便りさせていただきます。

私は失明して8年、
この3月に早々に会社を退職し、
隠居の身分をしています。
高校時代に勉強しなかった古文などもう読めないと思っていたのですが、
奥の細道の朗読で
ほぼ原文に近い形で読むことができました。

今後はその中身を噛み砕いて、
ドナルド・キーン博士と同じ時期に、
松島、中尊寺、山寺、最上川など訪ねてみたいと思っています。
奥の細道を熟読できましたら
私が尊敬する90歳のおじさんが

「平家物語」

「徒然草」
(特に155番)

を推奨しますので、
また左大臣の朗読を路の枝折にさせていただこうと考えています。

東京での独演会には出席できませんが、
今後ともよろしくお願い申し上げます。

(愛知県名古屋市 Tさま)

朗読の声とあわせて読み進めると、勉強になります。

光永 隆 様
初めて連絡いたします。

現在、私は北米の小旅行をかねて「松尾芭蕉集」日本古典文学全集を持参しました。
ネットを検索していましたら、「奥の細道」朗読のあるを知り、DRとともに、利用させて頂いています。

まことにありがとうございます。当然ながら全集には詳しくその内容を説明していますから、光永様の朗読の声と一緒に読み進みますと一段とその境地になりますから、勉強ひとしおとなります。

当地で、奥の細道等の米国の愛好者が見つかりましたら、利用のお話をさせて頂きます。九月中旬までの滞在ですが、他の朗読も是非にお聞きしたいと思います。

(デトロイド M.A.さま)

論語の名言、好きです。

この度ダウンロード有難うございました。「朗読三昧ライブラリー」で、左大臣さんを選んで聞かせてもらってました。 まだ全部聞けていませんが、論語の名言集~好きです。今、レポート書きながら聞いているのは、奥の細道です。

「奥の細道」平泉の句…グッと来るものがあります。

左大臣様

もう17年も前になりますが、一人旅を愛する私は、会社をやめ、小さな車で放浪の旅に出ました。行き先を決めていない私がとりあえず足を向けたのは東北でした。

写真を撮りながら旅をする自分と重なる部分があって、松尾芭蕉という人物に興味を持ち、すこし調べたりしました。

それで、そのうち「奥の細道」の本自体を読もうと思っていました。
が、再びサラリーマンとなって多忙な日々を送っていると、時間と気持ちに余裕がなくなって、 好奇心だけを放置していました。

 

先日、また気まぐれに、インターネットで「奥の細道」というキーワードで適当に閲覧していたとき、左大臣様のページに行き着きました。

人が美しく読んでくれるのを聴くくらいなら、時間がなくても、気持ちが疲れていてもできるかな・・・と思いダウンロードしました。

とりあえず、今ホットな平泉の章を聴きました。いきなり、イントロも聴かずにサビの部分から入って申し訳ないのですが、やはりこの句は、グッとくるものがあります。 これから、気の赴くままに聴き進めさせていただきます。

(H.H.さま)

脳トレーニングのため、写本とあわせて聴いています。

左大臣 光永 隆様、
『奥の細道』を聴きはじめています。
九十歳になるおばあちゃんの脳トレーニングのために写本をはじめたのにあわせ、 正調の朗読をと思いダウンロードさせていただきました。

なかなか格調高い朗読ぶりに感動し、聴き入ってから清書するようにしたいとおもいます。

毎日、一日づつ書いているのですが、自分から進んで取りかかるには時間がかかりそうです。

できれば、現代語訳を聴くことが出来れば、内容の理解が進んで、楽しさが増すと思います。

(S.S.さま)

懐かしさだけでなく、生きる力をいただきました。

左大臣殿

この間ちょと、所用で出かけていました。ご無沙汰いたしております。

『奥の細道』は中学、高校時代教科書で学びました。その時の
国語教師の朗読、御顔を思い出しました。

私みたいな東日本出身の者は、そのころの思い出が原点となって
いるような意識で生きて来ています。

このご朗読で懐かしさだけでなく、
生きる力を頂いたように思います。
感激、感謝です。この間のご無沙汰をお詫び申し上げます。

(K.K.さま)

岩波書店「奥の細道」を本箱から探し出し、楽しんでいます。

インターネットを悪戯していて偶然遭遇、早速ダウンロード、
本箱より岩波書店発行の「奥の細道」を探し出し、
少しずつ楽しませて貰っております。

他にも朗読のファイルを数多く公開されている故、
少しずつ楽しませて頂きます。有り難うございました。

(J.N.さま)

世の中まだまだ捨てたモンではありません。

左大臣 殿

ありがとうございます。
やはり 中々の経歴とつかみどころのコツを得ている所
などに感心しております。

小生も 奥の細道/百人一首/漱石/などなど大好きですが、
暗記等はとてもとてもです!

只 紐解き読む事の少なくなった 今 まだまだ貴殿のような方が。。。。
又それにアクセスし名文なんぞを楽しんでいる人がいる事。
捨てたモンでは在りません。

何の役に!とは愚問ですな。
見地を広め心を豊かにする事においては何事にも変え難い!

特に 芭蕉に至っては 同県人で
奥羽の旅に立つ 矢立の初めの千住に住んでおり、
フタミニワカレの大垣にも縁があり、
終焉のちの地も見てまいりました。

では、又。

健闘祈ります!

一日も早い東北の復興を願って…

左大臣さま この度は貴重な資料・御朗読をダウンロードさせて戴きましてありがとうございました。

高校生の頃、「奥の細道」を学び、10年ほど前には、友人のヨットで日本海を小倉から北上し、太平洋を南下して大阪にかえってまいりましたが、あの美しい、また人情に厚い東北が、津波と放射能で無残な状況になってしまったことを、さぞ芭蕉翁は嘆かれているのではないかと思います。

一日も早く、あの「東北」が人も自然も旧に戻ってくれることを願うものです。
この度は、本当に有難う御座いました。

大阪府高槻市 H.F.さま

歩きながらきいたり、家の中でできいたり…

左大臣様
先日は奥の細道と百人一首をダウンロードさせていただきました。
ありがとうございました。両方ともきれいな音声で聞きやすいです。

歩きながらレコーダで聞いたり、家の中でプレーヤーで聞いたりしています。
百人一首はmp3プレーヤのアプリケーションを作りまして聞いています。
ランダムに歌を選べるソフトを作りたいと思っています。 出来るかどうかわかりませんが?

古典はいろいろありそうなので順番に聞かせていただきたいと思います。
ありがとうございました。

(H.K.さま)

聴きとりやすく、明瞭にして力強く、間合いも ほどよい朗読に感心します。

『奥の細道』楽しみながら聴かせていただきます。
まずは「千住」まで。聴きとりやすく、明瞭にして力強く、間合いも ほどよい朗読に感心します。

(T.H.さま)

中国人です。仕事を通して日本の文化に興味がわいてきました。

百人一首と奥の細道の音声資料にて有難うございます。
私は中国人ですが、日本の建築構造の仕事を遣ります。

その契機に、日本の文化も趣味が濃くなりました、
近代もの以外、近世などのものも了解たいです。
そちらの日本文化を伝承の努力に敬意を申し上げます。

(中国 S.R.さま)

次回はぜひ方丈記にも!

労作ダウンロードさせていただきました。ありがとうございます。これだけの長編を記録、公開された努力に敬意を表します。

平家物語を聴く会のメンバーになってますが、東北地方に住んでいるため、なかなか東京に行く機会も無く、音声の検索をしていたら左大臣三のHPにFitしました。

方丈記、奥の細道と合わせて、日本三大名文と私は思います、次回は是非方丈記にも取り組んでいたたげければ幸いです。

(K.K.さま)

「奥の細道」を暗記し、東北の桜を見に行こうと思います。

左大臣様

この度は、たくさんの朗読と現代語訳をダウンロードさせていただきまして誠にありがとうございました。

スローライフの老後の時間を朗読と現代語訳等々
勉強しなかった高校時代を思い出しながら楽しませていただきます。

2年後までには「奥の細道」の宮城野から最上川までは暗記し、
東北の桜を見に行こうと思っています。

それが東北地方の皆さんへの少しでも応援になればと考えています。

将来、孔子も李伯と同じようにダウンロードできるようにしていただけることを楽しみに待っています。

心のこもった朗読を拝聴させていただきます。

(S.T.さま)

芭蕉の旅の思いを左大臣さまの美声で聞き入ると…

私は旅が好きで、この頃、年のせいか旅と人生をかさねあわせて自分を振り返って みることが多くなりました。

そんな時、ネットであなたさまの朗読「奥の細道」に出会いました。

芭蕉の旅の思いを左大臣さまの美声で聞き入ると私の心が洗われるようですっかり 聞き惚れてしまいます。これからも時に触れ何回も何回も聞いてみたいと思っています。

このたびは本当にありがとうございました。

(M.I.さま)


価格:3200円(税込)






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月日は百代の過客にして、行かふ年も又旅人也。舟の上に生涯をうかべ、馬の口とらえて老をむかふる物は、日々旅にして旅を栖とす。古人も多く旅に死せるあり。

これから始まる春の行楽シーズン。

今年はウイルスの影響で、旅行などするのもちょっと…

という方も多いとは思いますが、

だからこそ、この音声を聴いて、

心は、旅の空の下に遊んでください。

日光、松島、平泉、象潟…

あなたはいつしか、芭蕉と曾良と、旅の歩みをともにしていることでしょう。

本日も左大臣光永がお話しました。



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