行春や鳥啼魚の目は泪
朗読をきく【意味】春が過ぎ去るのを惜しんで鳥も魚も目に涙を浮かべているようだ。
この句が詠まれた章≫ 千住
【無料配信中】最後の将軍・徳川慶喜~明治を生きたラストエンペラー ほか
まあこれは涙といっても、みんな見送ってくれているわけですよ。
ワーッと感動が高まって、その出発の、興奮の、
だから単に悲しいということではなくて、
気持ちがたかぶった上での【涙】じゃないかなと、思います。
また最終章「大垣」にあります「はまぐりのふたみに別れ行く秋ぞ」で、
「行く春」と「行く秋」が対応しているということも、
ポイントです。
この句が詠まれた章≫ 千住
【無料配信中】最後の将軍・徳川慶喜~明治を生きたラストエンペラー ほか
朗読・訳・解説:左大臣光永