卯の花をかざしに関の晴着かな

【意味】かつてこの白河の関を通る時、陸奥守竹田大夫国行(むつのかみたけだのだいふくにゆき)は能因法師の歌に敬意を表して 衣装を着替えたという。私たちはそこまではできないがせめて卯の花を頭上にかざして、敬意をあらわそう。

この句が詠まれた章≫ 白河の関

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イキな句ですが、これいきなり句だけ見て
意味がわからないと思います。

白河の関の由来を知って、「奥の細道」本編を読んで、
「あ、なるほど」と、はじめてわかる形になってます。

だから句単体でどうこういうより、
文章の中に組み込まれてる感じ。

ワーーッと感動が高まった、そのクライマックスのところに
句が来るのです。

この句が詠まれた章≫ 白河の関

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朗読・訳・解説:左大臣光永