草の戸も住替る代ぞひなの家

【意味】戸口が草で覆われたこのみすぼらしい深川の宿も、私にかわって新しい住人が住み、綺麗な雛人形が飾られるようなはなやかな家になるのだろう

この句が詠まれた章≫ 序章



自分が住んでた時は男所帯で、一人暮らしで、
むさくるしい所だったけども、

自分が出て行って、他の人の手に渡ったら、
雛人形を飾るような、一家団欒でワイワイやってる、

そういう、花のある暮らしっぷりも
されるんじゃないかと。そういう句です。

まあ、これ原文読んですぐ意味がわかる方は
いないと思うんですけど。

いったん説明を聞くと、ああそうかと。
優しい、ホンワカした句じゃないですか。

ちょこんと可愛らしい雛人形が、飾ってある
(ぼくのイメージでは、紙で折ったやつなんですけど)
そういう絵が、浮かびます。

この句が詠まれた章≫ 序章


朗読・訳・解説:左大臣光永