山中や菊はたおらぬ湯の匂

【意味】菊の露を飲んで七百歳まで生きたという菊児童の伝説があるが、ここ山中では菊の力によらずとも、この湯の香りを吸っていると十分に長寿のききめがありそうだ。

この句が詠まれた章≫ 山中


菊慈童のエピソードを知らないと、意味が取れない句です。

この句が詠まれた章≫ 山中

朗読・訳・解説:左大臣光永