しほらしき名や小松吹萩すゝき

【意味】「小松」という可愛らしい名前のこの地に、萩やススキをゆらして秋の風が吹いている。

この句が詠まれた章≫ 小松


「しおらしき」といってるから、まさにしおらしい声で。
可愛いモノを愛でるように読むのが、いいです。

結句の「ハギススキ」が僕は息切れしやすいです。
それは「ハ」で息をムダに使いすぎるからです。

小松は歌舞伎「勧進帳」で有名な、
安宅関があったとされる場所です。

この句が詠まれた章≫ 小松

朗読・訳・解説:左大臣光永