文月や六日も常の夜には似ず

【意味】七夕というものは、その前日の六日の夜でさえなんとなくワクワクして特別な夜に感じるよ。

この句が詠まれた章≫ 越後路


わかりやすい句です。芭蕉のワクワクした表情も浮かんできそうです。
実際にワクワク顔を作って、子供みたいに手足をバタバタさせて読むとよいです。

声というのは表情や動作にすごく関係してきます。

「楽しい文章では楽しいことを想像しながら読め」とか言いますけども、
そんな想像とか言われても具体的にどうしていいかわからんじゃないですか。

無理矢理にでも表情を作り、アクションをする。これが一番です。
気持ちは、後から乗ってきます。

この句が詠まれた章≫ 越後路

朗読・訳・解説:左大臣光永