波こえぬ契りありてやみさごの巣

【意味】岩場の、いかにも波が飛びかかってきそうな危うい位置にみさごの巣がある。古歌に「末の松山波こさじとは」とあるが、強い絆で結ばれたみさごの夫婦なんだろう。

この句が詠まれた章≫ 象潟


ミサゴはタカの一種で、見るからに精悍な、りりしい姿です。
サーーッと上空から飛来し、魚を捕ります。カッコいい鳥です。

夫婦仲がとてもよいことで知られます。

この句が詠まれた章≫ 象潟

朗読・訳・解説:左大臣光永