暑き日を海にいれたり最上川

【意味】ここあつみ山から吹浦(海)を見下ろす。「あつみ山」と名前からして暑さを思わせる山から涼しい風を思わせる吹浦を見下ろすのは、しゃれた夕涼みだ。

この句が詠まれた章≫ 酒田


スケールの大きな句です。ギラギラと赤い太陽を、巨人かなんかがガシッとつかんで川にドボーとぶち込んだような。そんな感じを思い浮かべながら読みました。

句の意味はそういうことじゃないんですが、…そういう勢いで、読むということです!

この句が詠まれた章≫ 酒田

朗読・訳・解説:左大臣光永