涼しさやほの三か月の羽黒山
【意味】ああ涼しいな。羽黒山の山の端にほのかな三日月がかかっている。
この句が詠まれた章≫ 羽黒
水墨画のようなシブイ雰囲気の句です!
薄墨の夜空が、半紙にジワッとにじんだ感じが、
目に浮かびませんか?
「ほの三日月」の「ほの」が
ぼくは特に好きです。
この「ほの」を、いかにも月がぼんやり
出ている、そのぼーっとした感じを想像して、
読むのです。
うまく読めた時は、われながら
「おおーッ!シブイ!!」と、
嬉しくなります。
この句が詠まれた章≫ 羽黒
朗読・訳・解説:左大臣光永