這出よかひやが下のひきの声

【意味】飼屋の下でひきがえるの声がしている。どうかひきがえるよ、出てきて手持ち無沙汰な私の相手をしておくれ。

この句が詠まれた章≫ 尾花沢

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「飼屋」は蚕を飼う小屋のことです。
その軒下からヒキガエルの声がする。

ぐーっと軒下を覗き込んで、
おおーいカエル君、そんな所でゲェゲェゆうとらんで
こっち来て鳴きなよとか言ってる、
芭蕉のそのニンマリ顔も目に浮かぶ句です。

この句が詠まれた章≫ 尾花沢

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朗読・訳・解説:左大臣光永