木啄も庵はやぶらず夏木立

【意味】夏木立の中に静かな庵が建っている。さすがの啄木鳥も、この静けさを破りたくないと考えてか、この庵だけはつつかないようだ。

この句が詠まれた章≫ 雲巌寺

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キツツキが言うわけです。

「お、なんてこれは、落ち着いた感じの住まいだろう。
こういうものをつつくのは、無粋というものですよ。
つつくのは、よそう」

と言って、すーッと飛んでいく…

まあ、そんな風流な鳥がいるとも思えないんですけど、
そう思わせるほど、落ち着いた、
たたずまいということです。

この句が詠まれた章≫ 雲巌寺

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朗読・訳・解説:左大臣光永